工務店か、ハウスメーカーか、設計事務所か

皆さんこんにちは！アルファホームの鈴木寧です。

新築工事をどこに発注するかという問題でお悩みの方いらっしゃいませんか？
工務店、ハウスメーカー、設計事務所、それぞれ特徴があって困ってしまいますよね。

今回はどこにお願いするのがいいかというお話です。

「ここは工務店のブログなんだから結論は工務店ですってなるんだろう！」とお疑いの方、するどい。

そういうことですので、他の結論になる理由についてはそれぞれの記事にお譲りして、ここでは工務店のメリットについて詳しく語っていきます。

まず皆さん、このページに至る前にハウスメーカー、設計事務所、工務店についての記事をお読みになっているかもしれません。

ざっくり、設計事務所なら①自由度が高い②監理があるので安心
ハウスメーカーならば①大量生産と膨大な経験値による安定品質②工期の短さ
といったイメージではないでしょうか。

もしかしたら安価を謳う記事もご覧になられているかもしれません。

では逆に工務店についてはどのようなイメージをお持ちでしょうか。
よく言われるのが設計事務所よりも金額が安く、ハウスメーカーよりも自由度が高い。
良いとこ取り、またはどっちつかずです。

ここで一つ考えていただきたいことがあります。

ハウスメーカーと工務店、どちらが安価に注文住宅を建てられますでしょうか？

ネット上のいくつかの記事を確認したところ、以下の意見が見られました。

A.ハウスメーカーの方が高い。なぜなら全国展開するハウスメーカーの広告宣伝費は莫大であるから。

B.工務店の方が高い。なぜならハウスメーカーは工場で大量の規格品を製造し、それらをシステマチックに施工できるように仕様を制限しているから。

本当にこの2軸の意見が交互に飛んできます。
反対のことを言っているのに納得感のある説明なのでどっちが本当なのかわかりません。

工務店から言ってしまえば「場合による」が本音です。

ハウスメーカーに鬼のように性能を突き詰めてシリーズ化したお家を大量生産されてしまえば、それと同等の性能のお家をハウスメーカーより安価に建てられる工務店はまずありません。

しかし一方で規格から外れたお家を建てる場合は工務店よりも割高になる傾向が強くなります。

なぜならハウスメーカーは数を増やすということを突き詰めていった結果として安価という特徴を獲得したからです。

設計事務所も同様、1件に対して突き詰めて手間暇をかけている結果として自由度の高さを獲得しています。

つまり、どっちつかずの「突き詰め過ぎていないこと」自体が工務店の強みとなります。

私はこれを、自身の望みに合わせて「金額」「自由度」「性能」「整備性」などの項目に対して「パラメータを振り分ける」ことができる工務店の特徴だと考えています。

工務店、ハウスメーカー、設計事務所、それぞれの特徴を紹介するネット記事を読まれた方々、こんな言葉を見ませんでしたでしょうか。

「3種類の中から自分に合ったものを選ぶ必要がある」どうやって選ぶか、簡単です。

一度工務店で見積を取ってみることです。

要望を言って、予算がどの程度の振り分けができるのか確認してみる。それは突き詰めていない工務店の見積だからこそ中庸に近いものとなるはずです。
もしかしたら思ったより性能に振れるかもしれません。思ったものとは別の形で望みが叶うかもしれません。

まずはどうあれ工務店の見積をお家づくりのヒントにしてみるという手法はいかがでしょうか。

皆さんのお家づくりに幸せが訪れますことを願っております。